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「取り崩し」と聞くと「不安になる」が72.6% 60代・70代の52.7%がすでに老後資金を取り崩し中

「取り崩し」と聞くと「不安になる」が72.6% 60代・70代の52.7%がすでに老後資金を取り崩し中

資産運用の相談サイト「資産運用ナビ」を運営するアドバイザーナビ株式会社(東京都中央区、代表取締役:平 行秀)が、60代・70代の男女241人に老後資金の取り崩しに関する意識調査を行いました。その結果、生活費や大きな出費のために預貯金や投資をすでに取り崩している人は52.7%でした。一方で、「取り崩し」という言葉に対しては「不安になる」という印象が72.6%で最多となっています。

「取り崩し」と聞くと「不安になる」が72.6% 60代・70代の52.7%がすでに老後資金を取り崩し中

「取り崩し」という言葉の受け止め方

意味まで知っていたのは56.4%

老後のお金の話で使われる「取り崩し」という言葉を、アンケートに答える前から「意味まで知っていた」と答えた人は56.4%でした。「聞いたことはあったが、意味はよく知らなかった」の30.4%と合わせると、86.8%がこの言葉を聞いたことがありました。

なお、この調査では、年金や給与などの収入では足りない生活費や大きな出費を、これまで貯めてきた預貯金や投資を減らしてまかなうことを「取り崩し」と呼んでいます。

「前向き」は7.1%、「安心できる」はゼロ

「取り崩し」から受ける印象を3つまで選んでもらったところ、トップは「不安になる」で72.6%でした。2位以下は「老後は当たり前のこと」が35.3%、「お金が足りない人がすること」が32.0%と続きます。「前向き(貯めたお金を使って楽しむ)」を選んだ人は7.1%にとどまり、「安心できる」を選んだ人はいませんでした。

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取り崩している人の55.9%が「取り崩し」という呼び方に抵抗・違和感

取り崩しの状況を見ると、「必要になったときに、その都度」が44.8%、「毎月など、決まったペースで」が7.9%で、合計52.7%がすでに取り崩していました。まだ取り崩していない人のうち28.2%も「いずれ始める」と答えています。

すでに取り崩している127人に、自分がしていることを「取り崩し」と呼ぶことについて尋ねると、「少し抵抗がある」が47.2%、「違和感がある」が8.7%で、合わせて55.9%になりました。「しっくりくる」と答えたのは18.1%です。属性別の「抵抗・違和感がある」(「少し抵抗がある」と「違和感がある」の合計)の割合は次のとおりです。

  • 男性:53.8%(回答者数80人)
  • 女性:59.6%(回答者数47人)
  • 60代:53.5%(回答者数99人)
  • 70代:64.3%(回答者数28人、回答者が50人未満のため参考値)
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資産が減るのを見ると不安になる人は95.0%

老後のお金に関する気持ちを聞いた質問では、「必要なお金でも、資産が減っていくのを見ると不安になる」に「あてはまる」「ややあてはまる」と答えた人が合わせて95.0%にのぼりました。そのほかの主な項目は以下のとおりです(いずれも「あてはまる」と「ややあてはまる」の合計)。

  • 取り崩し方には、上手なやり方とそうでないやり方があると思う:89.2%
  • 本当は使いたいことがあるのに、資産が減るのが怖くて我慢している:73.4%
  • 資産が尽きる前に自分の寿命が来るか、心配だ:71.4%
  • 年金だけで暮らせるように、出費を切り詰めている:67.2%
  • 取り崩すのは、資産が足りない人がすることだと思う:51.0%
  • 取り崩し方(いくら・どこから)について、誰かにアドバイスしてほしい:48.1%

回答者からは、「これから取り崩す予定です。年金だけでは不安なので、投資資産を少しずつ使うつもりです」「ためたお金を減らすのは最初は罪悪感がありますが、老後のために貯めたお金です」(60代・男性)という声がありました。また、物価高や今後の医療費・介護費を考えると預金を減らすことに抵抗がある一方で、元気なうちに旅行や趣味に使いたい気持ちもあり、どのタイミングでいくら使うべきか迷っているという60代男性の声や、「過不足なく最期と時を迎えたい」という60代女性の声も寄せられています。

同社は、老後のために貯めたお金を安心して使うためには、毎月いくらまで使えて資産が何歳まで持つかの目安を持つことが出発点になりそうだとまとめています。こうした目安は、資産運用ナビの「取り崩しシミュレーション」で計算でき、計算の考え方は同サイトの記事「老後資金の取り崩しシミュレーション!年金と生活費から使える額と資産寿命を試算」で解説されています。

調査は「老後資金の取り崩しに関する意識調査」として、2026年10月20日〜11月1日にインターネットで実施されました。対象は60〜79歳の男女で、有効回答数は241人(60代196人・70代45人)です。比率は小数点第2位を四捨五入しているため、合計が100%にならない場合があります。

出典:アドバイザーナビ株式会社

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